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「今私たちは平和のために歌う」
2000.5.19Fri PM600/群馬音楽センター
高崎第九合唱団 / NTT労働組合ヒューマンフェスティバル実行委員会
『私たちは心で歌う目で歌う合唱団』と『高崎第九合唱団』のジョイントコーラス
障害者とともに、ボランティアとして歌いました。
当日は松浦幸雄高崎市長も出席されました。
指 揮: | 佐藤寿一(山形交響楽団) |
ソリスト: | ソプラノ:安達さおり メゾ・ソプラノ:神田静戸 テノール:鹿内芳仁 バリトン:成田博之 |
管弦楽: | 群馬シティハーモニーオーケストラ |
合 唱: | 『私たちは心で歌う目で歌う合唱団』 『高崎第九合唱団』 合計 約170名(車椅子含む) |
主 催: | NTT労働組合(群馬県支部:TEL027-327-2501/FAX027-327-2505) |
合唱指導: | 赤羽洋子・田村 稔・塚越玲子(高崎第九合唱団) |
『私たちは心で歌う目で歌う合唱団』とは |
この合唱団は、ベートーヴェンの第九交響曲にうたわれた兄弟愛と人々の心の結びつきに強い共感を覚える、主として重い障害を持つ人たちで構成されています。 目標は、障害を持つ人も持たない人も、国籍、人種、皮膚の色、宗教等を問わず、平和を希求する人々が集ってベートーヴェンの第九交響曲“歓喜の歌"を共に歌い、世界平和と人々の連帯を願う21世紀へのメッセージを送ることです。 1989年9月、地域福祉研究会『ゆきわりそう(東京都豊島区、代表:姥山寛代)』の中において結成しました。 これまでに、東京や京都で演奏会を行ない、また、ドイツやニュージーランドでも現地の市民たちと共にコンサートを開催し、聴衆に深い感動を与えました。 2000年5月31日には、世界平和と発展を目指す国連本部のあるニューヨーク・カーネギーホールにおいて、第九公演を計画しています。(3回目の海外公演) 現在、声楽家6名により合唱指導とヴォイス・トレーニングが行なわれています。 |
団員募集趣旨 |
私たちの第九は他の第九と違い、自己満足のためだけに歌っているものではありません。 聴く人にも喜びと感動を与えてきたつもりです。 そして、第九を歌いたい人を喜んで迎え入れ、共に歌ってきました。 私たちと今、一緒に第九を歌いたい方々がおられます。 車椅子を使う多くの障害者とそのサポーターたちです。 しかも全国から集まり、この群馬音楽センターの舞台で歌うというのです。 体に障害を持つ方々が、『第九』の詩に共感して集い、日々第九を練習して、私たちの最も得意としている第九を、私たちのホームグラウンドで、私たちと歌いたいというのですから、ぜひ手をさしのべて、そしてすばらしい第九にしてあげたいと思いませんか? ご多忙のこととは思いますが、障害者たちの意志を汲み取っていただき、何回でも結構ですから練習に参加していただき、時間が合えば演奏会にもご参加ください。 なお、費用は一切不要です。NTT労働組合の主催事業として、費用はNTT労働組合がすべて負担されることになっています。 男声で最も高齢な長谷川忠さんは、高崎市にある大平台会(たいへいだいかい)という障害者施設の元代表者で現在も運営に携わっている人です。彼がこう言いました。「施設などのバリアフリーは近年取り上げられ導入されてきました。次の課題は心のバリアフリーですよ。」と。なるほど、第九をともに歌うことは、そのきかっけにはうってつけなわけですね。私たちの仲間は知っています。言葉の通じないドイツやチェコでも、第九により多くの人々を感動させられたのですから。 |
2000年5月31日
ニューヨーク・カーネギーホールにて『第九』公演
7月27日PM900からNHK総合で放映されました。
がんばれ、ゆきわりそう!
がんばれ、私たちは心で歌う目で歌う合唱団
これからも私たち高崎第九合唱団は、
障害を持つ方々及び支援するボランティアを応援します。
もちろん私たちも、団員が障害を持っていても一緒に歌います。
全盲、肢体障害の団員だってOK。心もバリアフリーです。
高齢、若年だってOK、生涯楽しめる学習を音楽に求めています。
悩みは誰にでもあり、悩めばきりがない。歌い始めればきっと何か生まれます。
みんな歌に支えられて生きてきたじゃないですか。
戦後、高崎である音楽集団が誕生したように…。(映画「ここに泉あり」)
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