高崎の第九のホームページ |
ニュース・トピックス |
団員募集 |
練習会場 |
コンサートへ行こう |
合唱団について |
リンクと外部情報 |
高崎第九合唱団のあゆみ |
指導者のあゆみ |
イベントスケジュール |
第九演奏会のあゆみ |
メドレーのあゆみ |
メイコンサートのあゆみ |
海外公演の記録 |
チケットセンター |
ベートーヴェンについて |
ベートーヴェンの第九とは |
たいむずのページ |
携帯サイト |
次に紹介する3冊は引用元、取材、検証など様々な見地から見ても有意義な書籍であるベートーヴェンを学ぶにはうってつけの書籍である。
ロマン・ローラン氏や青木やよひ氏は、自ら著述した過去の書籍を見直し、検証し、そして確認した誤りを自ら認めて訂正し、加筆して、最高の書籍に仕上げてきた結果が、この2冊である。
ラッセル・マーティン氏の書籍は、20世紀末から始まった新たなベートーヴェンの検証であり、そこに流れ着くまでの歴史も必見である。そしてこの新しい流れは、DNA鑑定が確立したからこそ動き始めたもので、今後も改訂・加筆される余地を残している。
ベートーヴェンについては、死後もっと最初に発表された伝記が、ベートーヴェンの側近でない者が書いたことから、ずいぶん歴史検証が遅れてしまった。また、生存者の減少とともに、人類の誤った大きな戦乱にも巻き込まれ、その後の研究者の想像が含まれた書籍が発行されてきた。
しかし、20世紀末からの冷戦終了によって、旧東欧への渡航自由化、博物館・図書館等の情報公開化が進み、ずいぶん広く散乱していた紙の資料が徐々に集まり、真実の道筋を照らし始めている。またオークションやインターネット、先ほどDNA鑑定など、さまざまな情報収集と検証方法が身近になってきたのも事実だ。
ベートーヴェンについて、どこまで明らかになって、どこから解き明かされていないのかは、このお薦めする3冊を読まれることによってわかると思うし、みなさんのベートーヴェンへのますますの興味をかき立てることであろう。