事業概要報告「高崎第九合唱団第6回ヨーロッパ公演」
1日目(高崎からローマへ) / 2日目(ローマ、バチカン) / 3日目(アッシジ、ナポリ、ポンペイ、ローマ)
4日目(ローマからリュブリャナへ) / 5日目(ブレッド湖、リハーサル) / 6日目(リュブリャナ、第九演奏会)
7日目(ポストイナ、交歓演奏会) / 8日目(ポストイナからローマへ)9日目(ローマから高崎へ)
旅行日程 | 2009年10月23日(金)から10月31日(土)まで 9日間 |
参加人員 | 合唱団員67名 添乗員2名 |
訪問都市 | ローマ・ナポリ・アッシジ(イタリア)、リュブリャナ・ブレッド・ポストイナ(スロヴェニア) |
経 緯 | 2007年より日本側窓口はICEC国際文化交流センター、スロヴェニア側窓口は中島千夏さんで交渉を進めてまいりましたが、2008年の世界同時不況の影響を受けて一時は計画続行が危ぶまれました。しかし関係者の熱意により前回に優る充実した演奏旅行が出来たと感謝しております。群馬大学とリュブリャナ大学が提携関係にあり、日本留学の経験者ダミアンさん(ポストイナ在住)が地域をあげて歓迎してくれたのも印象的でした。 |
スロヴェニア共和国 | 面積 2万256平方キロ 人口201万人 宗教はローマ・カトリック 通貨はユーロ |
第1日 10月23日(金) 晴
13時20分成田発 アリタリア航空 AZ785便
現地時間19時にローマ空港着 ホテルプレジデント泊
第2日 10月24日(土) 晴
ローマ市内観光 午前はバチカン市国へ バチカン美術館、システィーナ礼拝堂サンピエトロ寺院を見学しました。立派な建物と豪華な美術品に圧倒されただけでなく、あまりの人ごみにも驚きました。午後は真実の口、スペイン広場、トレビの泉 の定番観光コースを歩きました。土曜日の故かどこもかしこも観光客であふれていました。
夜はローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団・合唱団によるベートーヴェン作曲の「荘厳ミサ」を鑑賞しました。新装の大ホールで大曲を堪能できました。
第3日 10月25日(日) 晴
この日は3組に分かれてイタリアの世界遺産を訪ねました。それぞれにイタリアを満喫したようです。
アッシジ組57名はバスで聖地アッシジまで北へ150キロの旅です。小高い山の上にそびえる聖フランチェスコ大聖堂で祈りを捧げてきました。ナポリ・ポンペイ組6名はバスで南へ200キロの旅です。天気にも交通にも恵まれて楽しい南イタリアの旅でした。ローマ組7名は、徒歩や貸切タクシーで市内の世界遺産を尋ね歩きました。
第4日 10月26日(月) 晴
午前中、コロッセオとフォロ・ロマーノで古代ローマをしのびました。13時20分ローマ空港発、14時35分トリエステ空港着。バスで国境を越えてスロヴェニアに入国。首都リュブリャナの中心にあるシティホテル・リュブリャナに投宿。イギリスから単身参加した吉澤道子さんと感激の合流です。
第5日 10月27日(火) 晴
ブレッド湖観光。青い湖水に紅葉が映え、静かで神秘的な雰囲気。手漕ぎボートでブレッド島へ渡り、聖母被昇天教会に詣でました。島の上の教会堂の鐘を搗いて鐘の歌をうたいました。帰りのボートでコーラスが始まり、こぎ手の若者も笑顔で唱和してくれました。ブレッド城で昼食。ブレッド市長さんが歓迎の挨拶に見え、記念品をいただきました。
16時30分よりオーケストラ・ソリストとリハーサル。初めてのパートナーとのお手合わせ。明日の本番に向けて緊張がはしる。
第6日 10月28日(水) 曇のち晴
午前中リュブリャナ市内観光。大聖堂、市庁舎、三本橋、マーケットなどを巡り、静かで落ち着いた住みよさそうな街という印象でした。午後はリハーサルです。
19時30分いよいよ本番。国立ツァンカルホールは1階から3階までの客席にお客様が着席。さくらさくら、ソーラン節、大地讃頌に続いて美しきスロヴェニアを歌うと客席から大拍手がおこりました。
本番の第九もオーケストラとソリスト、合唱が一体となって迫真の演奏でした。国境を越えて、時代を超えてベートーヴェンの音楽が人々の心を結び付けた瞬間でした。
210名を超える関係者であふれたパーティも賑わいました。リュブリャナ市長や丸山駐スロヴェニア日本大使も絶賛してくださいました。書道、茶道、人形劇、折り紙、尺八等でスロヴェニアの人たちと夜遅くまで交歓しました。
第九演奏会 | 日 時 | 10月28日(水) 19時30分開演
| 会 場 | 国立ツァンカルホール |
指 揮 | 米津 俊広 | 管弦楽 | RTV国営放送オーケストラ |
ソリスト | ソプラノ 豊嶋 起久子 メゾ・ソプラノ サーニャ・アナスタシア テノール 石原 克美 バリトン 平野 和
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合 唱 | 高崎第九合唱団 |
演奏曲 | ベートーヴェン作曲交響曲第9番「合唱付」 日本の歌(さくらさくら ソーラン節 大地讃頌)、美しきスロヴェニア (指揮 赤羽洋子 ピアノ 指方容子 日舞 西川藤扇生)
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レセプション | リュブリャナ市長 丸山茂治駐スロヴェニア大使 地元男声合唱団等総勢210名が参加 尺八、茶道、書道、人形劇、折紙、生花等で日本文化に触れてもらい交歓を行いました。 |
第7日 10月29日(木) 晴
ヨーロッパ随一といわれるポストイナ鍾乳洞を見学しました。野外博物館を見学し、お昼は地元の郷土料理と民族舞踊で歓待されました。
夜は、混声合唱団ストゥディノと交歓演奏会です。合同合唱の大地讃頌と美しきスロヴェニアに会場は沸きました。赤羽先生のスロヴェニア語のスピーチにお客様は大拍手でした。パーティでは、日本もスロヴェニアも一緒になって遅くまで歌い踊り兄弟のように出会いを楽しみました。ポストイナ泊。
交歓演奏会 | 日 時:10月29日(木) 19時開演 | 会 場:ポストイナ鍾乳洞前レストラン |
演 奏:混声合唱団ストゥディノ、高崎第九合唱団 |
レセプション | ポストイナ市長をはじめとした招待客と両合唱団の団員が遅くまで歌と踊りと食事で交歓しました。こちらでも尺八、茶道、書道、人形劇、折り紙など大好評でした。 |
第8日 10月30日(金) 晴
7時30分ポストイナ発。吉澤道子さんとお別れ。トリエステ空港で大里夫妻とお別れ。15時ローマ空港発で帰国。アリタリア航空AZ784便
第9日 10月31日(土) 晴
11時20分成田着 16時30分高崎着。楽しくも有意義な旅でした。ご苦労様。そして有難う。