出演者 プロフィール <2011年第38回演奏会>

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第38回演奏会 2011年12月17日(土)

下記内容は、財団法人群馬交響楽団から得た情報を基に高崎第九合唱団で加筆しています。コピーや引用は絶対におやめください。


指揮 本名徹次(Tetsuji Honna)高崎第九合唱団との共演は初

本名徹次東京国際音楽コンクール最高位、トスカニーニ国際指揮者コンクール第2位、ブダペスト国際指揮者コンクール第1位など受賞。
94年以降、プラハ放送交響楽団、ハンガリー国立交響楽団、フィルハーモニア管弦楽団、ザルツブルグ・モーツァルテウム管弦楽団、上海フィル等を指揮。06年にはプラハ放送交響楽団の日本公演を行い、好評を博した。
最近ではミラノ・ムジカ現代音楽祭2009のオープニングコンサートでミラノ・スカラ座管を指揮。
また2010年10月にはハノイ遷都1000年祭を記念し、マーラー交響曲第8番を指揮した。
95年~01年、大阪シンフォニカー交響楽団常任指揮者を務め、98年~01年は名古屋フィルハーモニー交響楽団の客演常任指揮者も兼務。
また2003年1月から2011年4月までオーケストラ・ニッポニカ音楽監督として現代音楽の指揮に意欲的に取り組むなど、日本人作曲家の系譜も網羅する。
近年はオペラ指揮にも積極的で、その手腕が高く評価されている。
現在ベトナム国立交響楽団音楽監督・首席指揮者。


ソプラノ 林 正子(Masako Hayashi)高崎第九合唱団との共演は初

林正子スケールの大きな国際派。ジャンルを超えた魅惑の歌姫
東京都出身。東京芸術大学音楽学部声楽科卒業、同大学院修了。学部在学中に安宅賞受賞。二期会オペラスタジオ修了。さらにジュネーブ音楽院にて研鑚を重ね、04年ソリスト・ディプロマを取得。
01年五島記念文化オペラ新人賞受賞。
『コシ・ファン・トゥッテ』フィオルディリージ、『椿姫』ヴィオレッタ、『リエンツィ』イレーネ、『ラ・ボエーム』ミミ、『タンホイザー』ヴェーヌスなどのオペラ出演のかたわら、東京都交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団などの公演に於いて、交響曲やレクイエムのソリストとして活躍。
また96、99年銀座セゾン劇場「マスター・クラス」では黒柳徹子と共演しマリア・カラスの生徒シャロン役で好評を博す。98年スイス・ロマンド管弦楽団の「ドイツ・レクイエム」以後、オーストリアの音楽祭、またナポリ、テアトロ・サンカルロのヴェルディ「レクイエム」をはじめとして、ヨーロッパでのコンサート活動を始める。99年『タンホイザー』ヴェーヌスに抜擢され二期会デビュー。以後02年1月新国立劇場・二期会共催『忠臣蔵』お艶、7、8月二期会・ベルギー王立モネ劇場提携『ニュルンベルクのマイスタージンガー』エーファ、03年2月二期会『カルメン』ミカエラと、主要公演に立て続けに出演し絶賛される。05年3月読売日響第定期演奏会『神々の黄昏 第3幕』にグートルーネで出演、艶のある美声によるスケールの大きな演唱は喝采を浴びた。7月には二期会公演『フィレンツェの悲劇』(ツェムリンスキー)ビアンカの演唱で注目を集め、読売日響定期演奏会 ≪ツェムリンスキー: 歌劇「夢見るゲルゲ」≫ゲルトラウトでも絶賛を博し、指揮のゲルト・アルブレヒト氏からも絶大な信望を得た。2005年、ペーター・コンヴィチュニーのニュー・プロダクション(東京二期会・ハンブルク州立歌劇場との国際共同制作)で、モーツァルト『皇帝ティトの慈悲』のヴィテッリアに出演、表現力豊かな演唱で好評を博す。さらに宮本亜門演出東京二期会『コジ・ファン・トゥッテ』(芸術祭大賞受賞)にフィオルディリージ役で出演、存在感を示した。2007年3月には、M.ホーネック指揮読売日響『カヴァレリア・ルスティカーナ』のサントゥッツァも好評。
コンピレーションCD「image」ベスト盤「イマージュ・エッサンシェル」へ参加。ディスコグラフィー FANTASMA vol. II/Masako Hayashi 2006年3月24日発売、Sony Music Entertainment イマージュ エッサンシェル ベスト・オブ・イマージュBest of Images/Image Essentielle 2005年2月2日発売 葉加瀬太郎、ゴンチチほか、Sony Music Entertainment  2008年7月16日(水)発売した「崖の上のポニョ サウンドトラック」では「海のおかあさん」を収録。
内外で活躍し2010年も4月、HAKUJU HALLリクライニングコンサート「ソプラノの日」、7月、東京二期会『ファウストの劫罰』マルグリート、2011年2月、同『サロメ』(ペーター・コンヴィチュニー演出)『サロメ』のタイトル・ロールで非常に高い評価を得た。
現在ジュネーブ在住。二期会会員
http://www.masakohayashi.com/ 林正子オフィシャルウェブサイト


メゾ・ソプラノ 小川明子(Akiko Ogawa)高崎第九合唱団との共演は初

小川明子埼玉県出身。東京芸術大学卒業、同大学院音楽研究科独唱専攻修了。文化庁オペラ研修所修了。
1992年第61回日本音楽コンクール声楽(歌曲)部門第2位入賞。第4回日本声楽コンクール第3位入賞。
1993年第4回日本歌曲コンクール第1位入賞、ならびに山田耕筰賞受賞。第10ニッカ・カルメンシータ新人賞第2位。
97年11月より文化庁派遣芸術家在外研修員として1年間オーストリアに留学、アデーレ・ハースに師事。
オペラではモーツァルト『ドン・ジョヴァンニ』、ラヴェル『子供と魔法』、フンパーディンク『ヘンゼルとグレーテル』、シェーンベルク『モーゼとアロン』(演奏会形式)等に出演。1996年には、オペラ研修所20周年記念公演『祝い歌が流れる夜に』(キヨ)、『魔笛』(童子Ⅲ)に出演。また、2005年8月文化庁『ヘンゼルとグレーテル』、11月エド・デ・ワールト指揮東京二期会『さまよえるオランダ人』に出演。
コンサートではヘンデル「メサイア」、モーツァルト「レクイエム」、バッハ「マタイ受難曲」、ブルックナー等の宗教曲を得意とするほか、ベートーヴェン「第九」の出演も多く、東京フィル、東京交響楽団、東京都交響楽団、読売日本交響楽団、新日本フィル、札幌交響楽団、仙台フィル、群馬交響楽団、神奈川フィル、九州交響楽団など主要オーケストラと共演。1999年東京フィル・オペラコンチェルタンテ『サロメ』、2000年札幌交響楽団定期『グラゴール・ミサ』、同年新日本フィル定期『クリスマス・オラトリオ』、2002年新日本フィル定期『ワルプルギスの第一夜』(メンデルスゾーン)、2003年東京都交響楽団ガリー・ベルティーニ指揮『ロメオ・ジュリエット』(ベルリオーズ)などに出演し、好評を博す。
2006年7月に猿谷紀郎作曲第54回尾高賞受賞作品「ここに慰めはない」でジョナサン・ノット指揮NHK交響楽団と共演し、好評を博した。2007年東京交響楽団サントリー定期にて、ヘンツェ作曲オペラ『ルプパ ― ヤツガシラと息子の愛の勝利』(演奏会形式、全2幕、字幕付、日本初演)に出演。
2008年尾高忠明指揮札響『ピーター・グライムズ』(演奏会形式)でも存在感を示した。
殊に現代音楽の分野では、第一人者として数多くの演奏に携わっており、コルンゴルトなど現代歌曲を中心としたリサイタルを開いている。また、新日本フィル定期リゲティ「レクイエム」、サントリー音楽財団サマーフェスティバルに於けるシェーンベルク『4つの歌』など、エキスパートとしての信頼も厚い。「第九」のソリストや2011年ロッシーニ特集「スターバト・マーテル」等にも出演する。
同時に、日本歌曲にも力を注いでおり、「山田耕筰歌曲集」、「啄木とみすずを歌う」等のCDをリリースしている。二期会会員
http://www.geocities.co.jp/MusicHall/9932/ 小川明子応援団HP


テノール 小原啓楼(Keiro Ohara)高崎第九合唱団との共演は初

小原啓楼福島県出身。ソフトウエア開発の社会人経験を持つ。オペラに惹かれ会社を退職、東京藝術大学声楽科に入学。卒業時に第10回松田トシ賞受賞。第69回読売新人演奏会に出演。同大学大学院修士課程及び博士課程修了、博士号取得。第41回日伊声楽コンコルソ第3位並びに歌曲賞受賞。
近年では新国立劇場の好評企画となっている、こどものためのオペラ劇場『スペース・トゥーランドット』に主役キャプテン・レオで出演、好評を博し翌年の再演にも出演、翌々年『ジークフリートの冒険』ジークフリートにも主演。また日生劇場、ベッリーニ『カプレーティ家とモンテッキ家』テバルド役で出演し非常に高い評価を得ている。ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2008、東京二期会『ナクソス島のアリアドネ』舞踏教師で注目を集めたほか、札幌交響楽団定期公演、ブリテン『ピーター・グライムズ(演奏会形式)』ボブ・ボウルズ役でも存在感を示した。
2009年には東京二期会『ラ・トラヴィアータ』(A.アッレマンディ指揮、宮本亜門演出)ガストン子爵役、佐渡裕プロデュースオペラ『カルメン』(J.マルティノーティ演出)レメンダード役にて出演、10月には東京二期会『蝶々夫人』(J.デラコート指揮、栗山昌良演出)ピンカートン役で輝かしい美声を印象付けた。
2010年2月、東京二期会『オテロ』(R.リッツィ・ブリニョーリ指揮、白井晃演出)カッシオ役、6月、新国立劇場『鹿鳴館』(世界初演、池辺晋一郎作曲、鵜山仁台本・演出、沼尻竜典指揮)清原久雄役、11月、東京二期会『メリー・ウィドー』(下野竜也指揮、山田和也演出)カミーユ役のいずれも存在感と華ある演唱に注目が集まった。2011年2月には新国立劇場『夕鶴』(高関健指揮、栗山民也演出)与ひょう役にて出演、高い評価を得ている。
この他、これまでに『ラ・チェネレントラ』王子ラミーロ、『イドメネオ』イダマンテ、『こうもり』アルフレート、『ジャンニ・スキッキ』リヌッチョ、『魔笛』タミーノ、『愛の妙薬』ネモリーノなど出演多数。今後は新国立劇場2011/2012シーズンに『沈黙』で主役となるロドリゴ、『オテロ』カッシオ役が予定されている。
ソリストとしてもヘンデル「メサイヤ」、ハイドン「ネルソン・ミサ」、モーツァルト「レクイエム」「戴冠ミサ」、ベートーヴェン「第九交響曲」、ロッシーニ「スターバト・マーテル」、ヴェルディ「レクイエム」、ブルックナー「テ・デウム」「ミサ曲第3番」、ブノア「荘厳ミサ曲(日本初演)」、オルフ「カルミナ・ブラーナ」、ロイド=ウェッバー「レクイエム」など活躍を広げている。
聖徳大学音楽学部講師。二期会会員 http://blog.livedoor.jp/tenor_keiroh/ 小原啓楼のテノールな日々


バリトン 桝 貴志(Takashi Masu)高崎第九合唱団との共演は初

桝貴志奈良県出身。奈良県立高円高等学校音楽科卒業。大阪音楽大学声楽科を卒業。新国立劇場オペラ研修所第5期生修了。ボローニャ国立音楽院に短期留学。
第51回瀧廉太郎記念音楽祭・第6回全日本高等学校声楽コンクール最優秀賞(第1位)。第10回日本クラッシック音楽コンクール全国大会・大学の部第2位(1位なし)。第25回飯塚新人音楽コンクール第1位。第37回イタリア声楽コンコルソ・ミラノ大賞受賞。第11回コンセール・マロニエ21声楽部門第2位。第21回摂津音楽祭において金賞(大阪府知事賞)・聴衆審査賞受賞。第19回宝塚ベガ音楽コンクール第1位。第18回ABC新人コンサート・オーディション最優秀賞。2010年2月、第13回松方音楽賞併せて特賞受賞。トスティ歌曲国際コンクールアジア予選大会2010において、秋篠日本歌曲賞・聴衆賞・秋篠近畿日本ツーリスト賞を併せて受賞。
川下登、ジョヴァン二・二コラ・ピリウッチ、セルジョ・ベルトッキ、ロベルト・スカルトリーティの諸氏に師事。
新国立劇場研修所公演『フィガロの結婚』の伯爵、『こうもり』アイゼンシュタイン、『ドン・ジョヴァン二』表題役で出演。新国立劇場公演では『カルメン』モラレスに続きキチジロー役で出演した『沈黙』は、文化庁芸術祭大賞を受賞。
佐渡裕プロデュースオペラ『魔笛』僧侶、『カルメン』モラレスで出演。
東京オペラの森『エフゲニー・オネーギン』隊長(指揮:小澤征爾、演出:ファルクリヒター)。小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクトⅥ『こうもり』アイゼンシュタインのカバーを務める。2006、2007年サイトウ・キネン・フェスティバル松本 青少年のためのオペラ『セヴィリアの理髪師』バルトロ、フィガロ役で出演。その他、『カルメン』エスカミーリョ、『メリー・ウィドー』ダニロ、『愛の妙薬』ベルコーレ、『イル・トロヴァトーレ』ルーナ伯爵など多数出演。
三木 稔「レクイエム」、モーツァルト「雀のミサ」、「戴冠式ミサ」、ブラームス「ドイツレクイエム」、プッチーニ「グローリアミサ」、ベートーヴェン「第九」等のソリストも務める。文化庁主催「芸術祭オープニング国際音楽の日記念コンサート」。第43回関西新人演奏会に出演。
2010年にはNHK-FM「名曲リサイタル」に登場し好評を博す。
2010年11月には東京二期会『メリー・ウィドー』主役ダニロにオーディションで審査員満場一致で抜擢され、観衆に鮮烈な印象を与えた。また最近では2011年7月新日本フィル定期『トリスタンとイゾルデ』(コンサート形式)メーロト役で出演。平成23年度(第22回)五島記念文化新人賞受賞。
次世代を担うバリトンとして、大きな期待が寄せられている。二期会会員。


管弦楽 群馬交響楽団(Gunma Symphony Orchestra)

1945年、戦後の荒廃の中で文化を通した復興を目指して「高崎市民オーケストラ」が創設され、翌年「群馬フィルハーモニーオーケストラ」、1963年に「財団法人群馬交響楽団」と改称して現在に至る。

1955年、「群響」をモデルに制作された映画「ここに泉あり」が公開され、全国的に注目を集め、翌年には文部省により群馬県が全国初の「音楽モデル県」に指定された。さらに1961年、市民の全面的な支援を受けて高崎市に群馬音楽センターが建設され、これを拠点としてさらに幅広い活動が展開された。また、1947年5月に始めた移動音楽教室では、2009年度までに延べ600万人以上の児童・生徒が鑑賞しているのをはじめ、県内各地での演奏活動の展開により、群馬県の文化の象徴として県民から幅広く支持されている。

1994年には「プラハの春国際音楽祭」、「ウィーン芸術週間」から同時に招待を受け、音楽監督高関健指揮のもと4カ国を巡る海外公演を実現。 翌年の創立50周年には東京及び群馬県内各地でベートーヴェン交響曲連続演奏会を行った他、50周年記念委嘱作品「オーケストラのための遠景Ⅱ」(細川俊夫作曲)を東京・群馬で初演し、高い評価を得た。

2001年からは、日本の音楽界を牽引している楽団として、文化庁の「芸術創造活動重点支援事業」支援団体に指定されている。2003年5月には第400回定期演奏会を迎えるとともに、同年10月にはNHKテレビ番組「プロジェクトX~挑戦者たち~」で楽団の草創期が紹介され、全国から注目された。また、2005年4月にはNHK朝の連続テレビ小説「ファイト」の主題曲を担当し高評価を得る。最近では、定期演奏会、移動音楽教室など地域に根ざした活動や、レコーディング、文化庁の本物の舞台芸術体験事業をはじめとして全国各地での演奏活動も積極的に行っている。

2005年には創立60周年を迎え、今後は、さらに幅広い活動を通してますます音楽文化の発展に貢献することが期待されている。


合唱 高崎第九合唱団(The Chorus of Beethoven's Symphony No.9 Takasaki)

1974年創立以来、ベートーヴェンの第九交響曲を、群馬交響楽団と共に群馬音楽センターの舞台で演奏している。

89年西ドイツ(当時)のハイデルベルク市の聖霊教会において、日本の第九コーラス初となる海外公演を行い全国的な注目を浴びる。95年高崎市の友好都市チェコのプルゼニ市において、市制700周年記念事業として第九を公演。98年ドイツのニュルンベルク市では、グスタフ・アドルフ教会において第九を公演。ベートーヴェンゆかりの地を巡った。02年ポーランドのザブジェ市では、文化庁「地域文化国際交流事業」など両国の国際交流事業として第九を公演。ワルシャワ、アウシュヴィッツ強制収容所跡地などにおいて歌による人類平和と国際文化交流を訴えた。06年リトアニアの首都ヴィリニュス市では、リトアニア国立オーケストラと第九を公演。歌による独立を果たし、合唱が世界遺産である合唱聖地バルト三国で、様々な音楽交流を積極的に行った。07年高崎市の友好都市中国の承徳市において、日中国交正常化35周年事業「高崎ウィークIN承徳」にも出演。08年10月これらの音楽による平和活動と国際交流活動が評価され、群馬県国際交流賞を受賞。

09年10月スロヴェニアの首都リュブリャナ市において、スロヴェニア国営放送オーケストラと第九を公演。旧ユーゴ連邦から独立し、EUの国歌である第九を共に歌う喜びを分かち合った。国内では「高崎の第九」コンサートのほか、市役所・県庁・病院・商業施設等でのクリスマスコンサートにも出演。毎年5月に行っているメイコンサートでも07年からはオペラを披露。自ら運営・販売・法手続きも行う市民コーラスとしての活動は高く評価されている。団員は年齢も職業も様々であるが、ベートーヴェンの音楽を愛し「第九」の人類愛の精神を歌い、音楽による平和と国際文化交流を目指すことを共通の信念として活動を続けている。06年10月NPO法人となり、「地域のために、世界のために、平和のために、歌を歌う法人」として活動している。


編曲 富澤裕(Yutaka Tomizawa)

東京声専音楽学校(現、昭和音楽芸術学院)卒業。

同校オペラ研究科修了。在学中より多くのオペラ公演に参加し、音楽の現場を学ぶかたわら、作曲を故西崎喜太郎、青島広志の両氏に師事する。作品は合唱曲、オペラ等の声楽曲が多いが、室内楽曲やオーケストラ曲も発表しており、編曲やオーケストレーションでも好評を得ている。また日本語による教会音楽の創作に携わり口語訳聖書をテキストとする2曲のカンタータを発表。東京・大阪をはじめ各地の教会で上演されている。

現在、神奈川フィル、ニューフィル千葉等のオーケストラで編曲を担当する他、音楽之友社の雑誌、教育音楽に作曲と編曲を連載しており、その多くがすでにCD化されている。

昭和音楽芸術学院、及び昭和音楽大学付属音楽教室講師。日本フィル協会合唱団指揮者。

主な作品として、「アルビノーニの主題による幻想曲」、オペラ「アルスメトリウム現象」、カンタータ「エマオの旅人」、混声合唱のための「倫理的一貫性に欠ける合唱曲」、女声合唱のための「練馬大根のはなし」、村野四郎氏の詩による歌曲集。

1989年以来、高崎第9合唱団のメドレー曲の編曲を行っており、団員にとっては練習の楽しみの一つになっている。