チェコ・プルゼニ公演 はじめに

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チェコ・プルゼニュ市の象徴聖バルトロミェイ教会

チェコ公演・はじめにみなさまいかがお過ごしでしょうか。

高崎第9合唱団は、昭和49年にベートーヴェンの第九を初演し、以降毎年高崎の年末に第九のコーラスを届けております。そしてその間には、たくさんの団員が群馬音楽センターの舞台に立ち、たくさんの聴衆を迎え入れてきました。第九の中で歌う『100万の人々よ抱き合え』まではいきませんが、このたくさんの人々の交流から生み出されるものは、ベートーヴェンから後世へのプレゼントだと思っております。

さて当合唱団は、昭和58年に結成10周年を記念して、NHK交響楽団との公演を成功させております。平成元年には結成15周年として、ベートーヴェンゆかりの国ドイツ(当時西ドイツ)のハイデルベルグで、初の海外公演を行い成功させました。そして平成5年には無事第20回の公演も終え、「合唱団結成20周年の記念事業を」といままで温めてきた2回目の海外公演について本格的に取りかかったわけです。

ひとくちに海外公演といいましても、様々諸条件がありますので、それらをクリアーするために数多くのそして何年も会議と交渉を進めてきました。そこで公演の地に選ばれたのが、チェコ共和国プルゼニ市というわけです。チェコ共和国は、1993年にチェコスロヴァキア社会主義共和国が、チェコとスロバキアに分離してできた国です。西側よりの歩調をとっているので、アメリカやドイツそして日本の資本が参入し、また多くの観光客を受け入れているので活気だった国です。特に首都プラハは、社会主義時代に守られた貴重な文化遺産が街を形成しており、また非常に物価が安く、初歩的な英語だけがよく通じる街だったと印象に残っています。

プルゼニ市は、高崎市と姉妹都市の関係にあり、市内の民間ビール会社の技術交流が盛んです。このプルゼニ市のビールは、現在の世界のほとんどのビールのルーツの鍵を握っています。ビールの好きな方は『ピルゼンビール』と聞けば喉が鳴るでしょう。またふだん飲まれている『バドワイザー』も、このプルゼニのビールの名『ブドワイゼル』からとったともいわれています。

話はそれましたがこの記念誌は、高崎第9合唱団の第2回海外公演とその旅行のことについて書いてあります。みなさまのお手元のアルバムやガイドブックなどと一緒にご覧ください。なるべく多くの思い出を思い起こせるようコメントも入れたつもりです。また旅行に参加されない方にも、情景が想像できたらまた合唱団のすばらしさが少しでも理解していただけたら幸いです。

編集につきまして、最大限努力しましたがなにしろ20代だけで作った冊子ですから仕事もあり、いろいろありでなかなか時間がとれませんでした。また偏りもあり、すべての人のできごとを公平に伝えることができるのかといえばそれも疑問です。至らない部分がありましたら、是非ご意見ご批判をお寄せください。計画が動き始めている第3回海外公演に活かせるよう努力してまいります。

最後に、この記念誌の発行にご協力くださいました、竹澤學副団長と写真家の井田俊雄さんありがとうございました。この旅行の企画にご尽力くださいました運営委員のみなさんもありがとうございました。そしてこの旅行に参加して海外公演を成功させてくださいました団員の皆さんありがとうございました。この冊子を手にして読んでくださるみなさんにも「ありがとうございます」。

ではみなさん、チェコの公演と旅行の思い出はどのように残っているでしょうか。ふりかえっていきましょう。

1996(平成8) 年5月吉日

編集委員長(作業中は変酋長) 小野里 明

チェコ・プルゼニュ市での第九コンサート