第1日 2006年5月31日(水)
成田11時45分<スカンジナヴィア航空984便>16時10分コペンハーゲン。
市内観光(人魚姫の像、アメリエンボー宮殿、市庁舎前広場など)。水と緑あふれる北欧の街を歩いて演奏旅行のスタートを実感する
第2日 2006年6月1日(木)
コペンハーゲン9時35分<スカンジナヴィア航空9662便>12時5分ヴィリニュス。
リトアニア共和国首都のヴィリニュス市は、緑あふれる平野の中に、古い石造りの町並みと新しい高層ビルが混在する都市である。演奏会場のコングレスホールは旧市街入口にある。合唱練習、オーケストラと合わせ、指揮者のギンタラス・リンケヴィチウス氏とリトアニア国立オーケストラの熱気溢れる演奏に明日の本番が楽しみだ。
第3日 2006年6月2日(金)
午前中、世界遺産のヴィリニュス旧市街観光。中世の教会や町並みに感動しながら夜明けの門から大聖堂まで散歩する。
夜、第九演奏会本番。満席の聴衆の前でリトアニア国歌を歌い始めると、客席全員が立ち上がって傾聴してくれた。感動のスタート。
日本民謡と西川籐扇生師の踊りも喜んでもらえた。本番の第九は熱気溢れる演奏でオーケストラと合唱が一体となって酔いしれた。懇親パーティは両国が入り混じり、話し、飲み、食べ、歌った。団員による書道・茶道・南京玉簾も大好評だった。国際交流の最たるものである。
第4日 2006年6月3日(土)
バスでホテルを出発。トラカイ城見学。民族博物館で昼食。旧首都カウナス市内見学。杉原記念館・民族楽器博物館・聖ペテロ&パウロ教会等。市庁舎前広場で日本人の花嫁さんの結婚式に出会い、日本の歌を合唱して祝福する。
第5日 2006年6月4日(日)
ラトヴィアに向けて出発。前ローマ法王も訪れた世界最多の十字架の立つ丘で、「リトアニア国歌」とモーツァルトの「アヴェヴェルムコルプス」を献曲。数限りなく林立する十字架を前に平和と友情を願い合唱を捧げた。
国境を越えてラトヴィアに入る。森の中に豪華なシャトーが現れる。ルンダーレ宮殿だ。エルミタージュ宮殿と同じ建て方という宮殿の広間で、日本の歌を合唱したのも楽しい思い出である。
第6日 2006年6月5日(月)
ラトヴィア共和国首都リーガの大聖堂で、世界最大級(第4位)のパイプオルガンの伴奏でバッハ「主よ人の望みの喜びを」とモーツァルト「アヴェヴェルムコルプス」を歌う。感動の一瞬。その後市内自由散策。古きよき都である。
第7日 2006年6月6日(火)
エストニアに向けて出発。畑と林の中をただ走る。エストニア共和国首都タリンも静かで上品な町である。「歌の原」の広大さに驚く。そのステージで合唱して歌の祭典の盛大さを想像する。夕方からエストニア混声合唱団(ESS)と合同演奏会。会場のメソジスト教会はスマートなデザインである。さすが世界一合唱が盛んな国エストニアを代表する合唱団でうまい。エストニアの歌をアカペラで何曲も聴かせてくれた。国民の大部分が合唱団に所属しているとか。素敵な国である。親睦パーティもそれぞれのお国振りを披露して楽しんだ。
第8日 2006年6月7日(水)
基本コースの団員は帰途に。北欧オプション組は世界遺産の旧市街地を自由散策。夜は国立オペラ劇場でオペラ「トスカ」の鑑賞。団員の和服姿にエストニアの人たちの視線が集まった。
第9日 2006年6月8日(木)
タリン午前10時<シリアラインの船旅>12時ヘルシンキ。
フィンランド共和国首都ヘルシンキに到着。岩盤をくりぬいたテンペリアウキオ教会やシベリウス公園等を見学。フィンランドはさわやかな気候で町並みも美しい。
第10日 2006年6月9日(金)
ヘルシンキ郊外の古い町ボルヴォーへ行く。昔のたたずまいが残っている街角に郷愁を覚える。午後ヘルシンキに戻り自由行動。
第11日 2006年6月10日(土)
帰国。北欧ならではの白夜と初夏の香りを楽しんだ旅もいよいよ終わりだ。
ヘルシンキ12時50分<スカンジナヴィア航空717便>13時30分コペンハーゲン。
コペンハーゲン15時45分<スカンジナヴィア航空983便>9時35分成田。