ベートーヴェン故郷道中日記 1989.9.29Fri. Sunny
8:00 モーニングコール ハイデルベルク | 今日は公演本番。さわやかな目ざめ。朝食を済ませ早朝の自由時間。
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役員と高崎市長はハイデルベルク市役所を表敬訪問
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11:30 ホテル出発。 | |
12:30 昼食 | 〔ディア・オイロペーイッシェ・ホーフ・ホテル・オイローパ〕 食後みんなで、いっしょに来られなかった団員へエアメールを書く。 |
14:00 チェックイン | ハイデルベルクの街を散策。 ネッカー川の対岸の哲学の道を散歩したり、ショッピングを楽しんだり。 [ただしこの貴重な自由時間に郵便局で日本へのエアメールの切手貼りをしてくれた人がいる。本当にご苦労様。] |
17:00 公演前の準備 | 各自の部屋に『おにぎり』が配られ、本番前の腹ごしらえ。こんなに素晴らしいホテルに泊まりながら夕食はおにぎり。おにぎりをじっと待っていて集合に遅れた人もあった。 |
18:30 ホテル出発 (いざ、会場へ!) | [この日この時のために、会社を休み、学校を休み、家事を休み‥・。とうとう夢がかなうのかと思うと、歌う前から感動がこみ上げてくる。] |
19:00 仕上げの練習 〔シュミット・へナー・ハウス〕 | 赤羽先生の発声練習 シューマン氏が階段を登りながら発音の注意をしてくれる。
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20:00 第9演奏会開演 〔聖霊教会〕 | 【……………公演の感想を読んでください。……………】 |
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21:30 演奏会終了 | 1989年9月29日 記念すべき日 常設第九合唱団が、ドイツで単独第九公演を成功させた!約1,600人の聴衆だった。 本来ならば会場が教会なので演奏終了後は拍手がないということでしたが、日本まで届きそうな大きな拍手。 [何とも言えない感激と満足感。やっばりドイツに来て良かったな。] |
22:00 レセプション 〔シュミット・ヘナー・ハウス〕 | 演奏会に駆けつけて下さった松浦・高崎市長、ヘムプル・ハイデルベルク市長、指揮者、ソリストを交えてなごやかに行なわれた。地元の合唱団の方々にドイツの手料理(海苔巻きもあった)を作っていただき、厚いおもてなしを受けた。 プレゼントやサインの交換をしたり、写真を取ったり、合唱をしたり。ドイツワインとドイツビールで会場はいやがおうでも最高に盛り上がった。 地元の合唱団員のサイン入りハイデルベルクのパネルをいただいた。[日独交流のこの時が一番楽しかったように思う。手料理の味が忘れられない。] |
ドイツ公演の本番の後、現地の人は手作りの料理でレセプションを開いてくれた。ポテサラがどれも違う家庭の味で美味しい!!シャンペンのプレゼントをもらって、私たちはこけしをお返しに。 |
♪ハイデルベルグで歌った『わかれ』の思い出 アルト 長島好江 | 『ドイツへ行って第九を歌おう!』の合言葉は、私達が高崎で第九を歌い始めた頃(30年前)からの夢の合言葉でした。この"夢・第一回ドイツ公演"を実現させるまで、それはそれは長い長い道程があったのです。そして1989年9月遂に15周年記念イベントとして実現しました!! | ドイツ公演 1989年9月29日(金)ハイデルベルグ聖霊教会 指揮:ペーター・シューマン 管弦楽:ハイデルベルグ市交響楽団 合唱団:高崎第九合唱団、ハイデルベルグ聖霊教会合唱団 | 教会残響の素晴らしさが忘れられない演奏会でした。 演奏会後のレセプションも感動的でした。《ハイデルベルグ市長・松浦高崎市長も出席》 教会の皆さんが手づくりのお料理を、一品ずつ持ち寄っての歓迎会風パーティーでした。テーブルがいっぱいで、ピアノの上にまで色とりどりの器が並び、暖かな心のこもったもてなしを受けました。 ♪『わかれ』はこの会のおわりに、聖霊教会合唱団の皆さんと、手をとり合い肩を組んで、歌ったのです。日本語とドイツ語が入り交じって、『わかれ』は果てしなく歌い続けられました。もうそろそろ終りかなア…と思うそばから、また大きな響きで、ドイツ語&日本語で盛り上がって、歌うグループがあったりして、なかなか終りになりませんでした。 しっかり握手しながら、肩を組みながら、日本語&ドイツ語の『わかれ』は果てしなく歌い続けられました。この様子は、ハイデルベルグの新聞に次の様に紹介されていました。『1989年ハイデルベルグ秋祭り文化週間のなかで最高の催物となった。』と始まる長~い記事の最後に、『教会の歓迎会では、日・独両合唱団員はそれぞれの母国語で『わかれ』を歌い合い、それは果てしなく歌い続けられた。そして、愛すべき高崎第九合唱団は、日出ずる国へと帰って行った。』 |
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23:30 ホテルに戻る |
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<エピソード> 食べ物でもエピソードが。 ・ポテトの料理が黄色に見えてタクワンだと思った。 ・ ハイデルベルクで「色がキレイ!かわいい!」と喜んで買ったお菓子は「22年間生きてきてこんなもの口に入れたの初めてだ!」と思われるくらいまずかった。こんなの豚のエサにもならないと思って道のゴミ箱にはき捨てた。 |
道中日記1989年9月28日(2日目) / 道中日記1989年9月30日(4日目)