ベートーヴェン故郷道中日記 1989.10.2Mon. Cloudy
7:30モーニングコール | 朝食。[なんと、ウィーンの朝食はパンとコーヒーだけ] |
8:50ホテルのロビー ウィーン | 何事かとホテルの客が見にやってきて、盛大な拍手を受ける。
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9:00ホテル発 | バスにて市内見物。 |
9:50ウィーン市役所表敬訪問 | 歴史の重みを感じさせる黒い大きな建物。(本当は黒くないらしいが、汚れてしまったらしくススがついたような色をしている)。階段やら廊下やらをぐるぐる回って、やっとたどり着いた一室。大きな扉が開かれると金色の大広間。,特別の部屋らしく、シャンデリアの豪華さは只者ではない。 そして、私達のためにピアノが用意されていた。軽く発声練習を済ませた後、ウィーン市の文化局長を迎えて表敬訪問のセレモニー。田中副団長とお互いに挨拶と握手を交わし、おみやげのこけしを渡した。 そして、第9のメインフレーズ(Mの部分)を無伴奏で披露した。[音楽の都の豪華な部屋で、みんな大いにはりきっていた。]ウィーン市の職員数名が部屋に隅に立っていて、にこやかに私達の演奏に拍手を送ってくれた。 私たちの後を追って高崎市長も表敬訪問するとのこと。
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11:10ハイリゲンシュタット のベートーベン記念館見学 | ベートーベンが耳の病に苦悩し、死さえも覚悟し2人の弟宛に遺言を書いた家。今日は本来休館日だがウィーン市の好意により特別に開館していただいた。
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11:30自由時間 〔ケルントナー通り〕 | ほんのちょっぴり市街を散策。時計・革製品などのブランド商品や民芸品などがずらり。日本語が通じる店もあった。 |
13:20昼食〔地下のビアホール〕 | 本場のウインナーコーヒーを飲んだ人もいます。 |
14:30ベルヴェデーレ宮殿 見学 | 広い庭園に大きな池がとても印象的。池をバックに記念撮影。その他色々な彫像がたくさん並んでいた。 |
15:30シェーンブルン宮殿見学 | 丘の上に建っている『グロリエッテ』と赤や黄の色とりどりのお花がとても印象的。 現在は国家公務員の宿舎になっているとのこと。
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16:30ホテルに戻る | これから23時という遅い夕食までの間が本日の目玉『オペラ・オペレッタ鑑賞』。みんな着飾って楽しそうにバスで国立歌劇場とフォルクス劇場へ出かけていく。中には寂しげに空っ風の吹く中に出かけていった人もいた。
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23:00夕食 〔グリーヒェンバイスル〕 | 歴史の街ウィーンでも伝統のあるレストラン。今日は全員で過ごす 最後の夜。楽師のおじいさんに合わせて歌声も一段と盛り上がった。
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24:45ホテルに戻る・就寝 ウィーン |
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<5階は4階?> ドイツの建物の階の表示は日本と違っています。 1階=E(エルト・ゲショス)2階=1F…・6階=5F |
<エピソード> ・ウィーンの自由時間に、繁華街だけでなく裏道も歩いてみようと一人で路地に入ってみた。そこで二人組の抱付きスリに逢ってしまった。幸い事なきを得たが、上着の背中にマスタードをかけられたりそれを顔に塗られたり、恐い思いをした。 ・ パスポートをトランク(スーツケース)の中に入れてしまって、空港であわててしまった。パスポートの扱いになれていないので仕方ないけど一つまちがえば、永久に日本に帰れなくなっていたかも? |

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