プルゼニ公演 旅の報告 1995.9.25Mon. Sunny

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9:00 発声練習
Hセントラル
2Fレストラン

朝から外で道路工事、とってもがうるさい。
ホテルのレストランでの練習会場設定、ホテル側の協力に感謝します。
朝の散歩この教会は素敵街の人たちもちらほら

天気もいいですホテルの前で若きウェイター

10:00 リハーサル
オペラハウス

指揮者からの指示はチェコ語、ガイドさんがすぐ日本語に訳してくれるけど、ベートーヴェンの心情と音楽用語はなかなか訳せない。
次第に指揮者のチェコ語とボディーランゲージになり、練習に熱が入る。
スタッフに対する舞台配置や照明の要望が伝わりにくい。まだまだ団員は指示どおりに歌えなかった。歌い出しも難しい。
オペラハウスの装飾には感嘆しましたが・・・。
華麗な装飾のオペラハウスのホール
天井に描かれた天使の絵、壁や柱に彫られたヴィーナスの彫刻、手すりや階段ひとつひとつが美しく彩られ、中世の芸術そのものといっていいオペラハウス。あまりにもの素晴らしさにため息をもらす団員たち。歴史を感じさせるホールでの演奏会。必ず成功させようという意気込みが伝わってきました。
演奏会場「オペラハウス」の外観です

演奏会場「オペラハウス」の内装です

ゲネプロまでは雰囲気を堪能します

ゲネプロ(リハーサル)です。


13:00 昼 食
各自ホテル又は
自由行動

緊張を忘れ各々街の中へ、部屋の中へ。
第二次大戦のアメリカ軍プルゼニ解放記念碑を見学した人、ビール博物館が休館で残念だった人もいました。
各々街の中へアメリカ軍プルゼニ解放記念碑

渡辺団長、赤羽・竹沢副団長、高崎市長公室長さんたちで、招待者プルゼニ市長を表敬訪問。プルゼニ市長を表敬訪問

<おもしろ?エピソード>

  • 自由行動の時タクシーに乗ってみました。初乗りが何と10コルナ(40円)という安さです。プルゼニの文化水準の高さに驚きました。【野口房雄
  • プルゼニのCD屋さんで、CDの陳列ケースのガラス扉が落ちて目の前で割れたこと。1m×0.5mのもので、怪我をしなくて済んだ。【林 英敏
  • 物価の違いというものを如実に見せつけられた。プルゼニのホテルでクリーニングを頼んだらおばさんが洗剤を抱えてやってきた。外から戻るとシャツ2枚が室内に干してあり、料金は25コルナ(日本円100円)。ザルツブルグでは490シリング(日本円5390円)。【浅田茂美

17:00 軽食
各ホテル
発声練習

さぁ、緊張してきたぞ。レストランの従業員も見守っています。

18:00
オペラハウス入り

この演奏会は通常のオペラ上演の3倍の入場料の演奏会。プロのフルオケとプロの指揮者、プロのソリストとプロの助っ人男声たち。このオペラハウスの使用料やこの後のレセプションまで、私たちの負担は0円。
ありがたいやら不安やら。随時入る、「お客の入り」情報。まだ入らぬ「助っ人」情報。
行ったり来たり、すきまから覗いたり、緊張して落ち着かない。プラハの男性助っ人が、待てど暮らせど来ないのにはヒヤヒヤしましたよ。みんな口数は減ってくるわ、びんぼうゆすりは激しくなるわで、不安な待ち時間でした。無事間に合って良かったですね。
男声陣お客を待つオペラハウス

<おもしろ?ひやひや?エピソード>

  • プラハの合唱団が遅れたのにはオドロキ、一時は頭真っ白でした!【竹沢 学
  • 本番待ちの楽屋…階段を上ってきたプラハの合唱団のおじさんが2~3段目でふと立ち止まり、窓の外を見た。何をするのかと思ったら一発「ブーッ」とひびかせた。私たちは笑いをこらえるのに必死だったが、アルトのソリストも練習中だったのに、やはり笑いをこらえてたので、さらに笑ってしまった。おじさんはどうしたかって?すましてそのまま階段を上って行きましたよ。ザルツブルグで、添乗員をおいてきてしまったのもおもしろかったことの1つ。【松本多賀子

19:00 本番

挨拶が終わり、いよいよはじまった。流れる演奏。歌い出しは近い。
立ち見の人までいた演奏会は、通常のチケットよりかなり高い料金だったのにもかかわらず、完売だったのにはびっくりしました。本当の話デスヨ。けっこーやるじゃん。
演奏会は成功だったと私たちは思います。指揮者が指揮棒を止め、あたかも時が止まってしまったような静寂に包まれました。あの瞬間を私たちは生涯忘れることはないでしょう。改めて音楽に国境がないことを肌で感じ、文化や目や肌の色や全てを超越しえる人類愛を、また歌える感動を、ともにわかち合えた仲間たちに拍手!この感動が薄れない限り、私たちは歌い続けることでしょう。
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21:00 レセプション

指揮者、ソリストとも人気者。私たちとのサイン交換。
演奏会も無事終わり、乾杯のお酒が美味しかったのか、「おおきけ~」と歌えたので緊張感が解けたのか、赤羽先生が新婚の妻を差し置いて「明チューして」と抱きついていきました。誰もが目を疑う一場面だったと思います。(後日談:これは異国にいる小野里明君と同い年の息子さんとダブってしまったとのことです。)


<演奏会の感想>

  • チェコの人々も大満足の素晴らしい演奏だったと思います。オペラハウスを満席にするだけの内容があったと思います。【野口房雄
  • 素晴らしかったの一言につきます。拝聴させていただいた私でも大変感動しましたので、お歌いになった皆さんはどんなにかとまた胸がつまる思いでした。【海老原洋子
  • オペラハウスでの演奏会は終始感激一杯でした。想像をはるかに絶し高鳴る胸をおさえました。この感激をおぼえられた喜びで、このたび同行させていただいたことを関係の皆様に感謝申し上げます。【金光静子
  • 感激!生活様式が違っても言葉が通じなくても「第九の歓喜」が伝わることを実感できた。本番に強い高崎第9もまた感じられた。市民レベルのアマチュア合唱団だからこそ真の国際交流になるのだと確信した。歌い終えた後の観客席を見上げることがこれほど感動するとは…。【小野里明
  • 一度は歌ってみたいと思っていた第九を海外でそして、オーケストラをバックに歌えたことにすごく感動しました。今でも胸の奥にジーンときています。最高でした。【桑原幸代
  • そのオペラハウスがあまりに華麗なので圧倒されたけれど、そして賛助出演の男性合唱団の力強さにも、ステージに上がってからはお客様との一体感に肌で味わえない感動に涙した。【井上あやめ
  • 緊張と感激の中に演奏が終わった。鳴りやまない拍手、見上げる客席。目に映る人は皆異国の人、初めて参加したので胸が一杯になりました。【関口信子
  • プラハからの男性の応援組が、交通事情で遅れるとの情報に内心ドッキリ。神よ助けたまえと祈らずにはおれなかったが、公演開始直前、到着でホッと安堵の胸をなでおろす。満席の聴衆、今、私はオペラハウスの舞台に立っているのだ。ただただ感動あふるる涙に体は震う。【石井 修
カップラーメンが夜食の友演奏会の興奮がなかなか冷めません
ホテル「セントラル」