7:00 起床・朝食 8:40 ロビー集合 8:45 ベルリン市内見学 ベルリンの壁も壁画に ベルリン大聖堂 Berlin Dom | 早起きして近所のスーパーで買い物をする人や、ホテルの向かいにあるフリードリッヒスハイン公園へ散歩に行く人がいました。 約45kmあったベルリンの壁の20kmは記録の為、道路に石を入れてマーキングされています。横断歩道を渡るとき見られるのですが、急いで渡るため「もっとよく見たい」と思いました。まだ壁として残っている所もあります。シュプレー川沿いにある壁に世界中のアーティストが描いたイーストサイドギャラリーの壁画を車窓から見ました。川向こうは西ベルリンで、分断当初は壁の代わりに有刺鉄線が張ってありました。今後住宅を建てこの壁は撤去される予定ですが、投資家がいないので、しばらくはこのままだろうとのこと。ベルリンで一番美しい広場といわれるマルクト広場で全員記念撮影。 再びバスに乗り、フリードリッヒ通り・フンボルト大学・ベルリン国立オペラ座・聖ヘートリッヒ大聖堂(ヘートリッヒとは、ポーランドのシレジア地方の女性の聖人の名前)・王立図書館(ヒトラーが焚書事件をしかけた場所。地下には空になった本棚がある)・ベルリン大聖堂・聖母マリア教会を車中から見学しました。 バスから降り、大戦の傷跡が残るディ・ハッケシェン・フォーフェ(Die Hackeschen Höfe)を歩きました。建物に残る壁の穴が銃撃の跡を生々しく物語っていました。シュプレー川の中洲に博物館が5つもある博物館の島(Museumsinsel・世界遺産)・日本の鹿島が建設した国際貿易センター・ブランデンブルク門・ベルリンの壁・くまのイベント会場(色々なアーティストが様々にペイントした、人間と同じ位の大きさの、同じ形のクマのオブジェが並んでいる)・慰霊碑(旧ソ連の戦車を埋めたオブジェがあり、2度とこの様な戦いをしないために作られた)・勝利の塔(Siegessä ule)・動物園駅と動物園の門・カイザー・ヴィルヘルム記念教会・シャロッテンブルク宮殿・区役所・ケンピンスキーホテル(カラヤンの常宿だった)・クーダム通り等を見学しました。 |
12:00 レストラン着 モムゼン・エックMommseneck 13:00 レストラン発 フリータイム | ポツダム広場からレストランまで徒歩。ランチは魚料理。ビールは100種類。 食後は解散となり街を散策したりホテルで疲れを癒したりしました。希望者はレストランからバスで百貨店(KaDeWeカーデーヴェー。ベルリン最大のデパート)へ。土曜日とあって大変混み合っていました。デパートの有料トイレは、サービスがとてもよかったです。どの階にも当団の人がいましたが、お菓子や文房具の売り場が人気でした。多くの人が百貨店からタクシーに乗り合わせてホテルへ帰ったようです。どきどきして楽しかったな!(ホテルに着くと「いくらで帰ってきた?」と皆で確認、安く帰れた人ほど英雄でした。) |
★ ガイドの村田さんのお話 | ① テレビ塔の話…東西ドイツ統一に伴い旧東ドイツで造った色々な建物や土地の利用について、旧西ドイツの法律に変更されました。不動産・土地・資産など全部、戦前の所有者に戻されるのです。このテレビ塔の土地がどこに戻るのかということですが、テレビ塔の建っている土地の所有者はユダヤ人で、後継者がスイスにいるそうです。テレビ塔を実際に利用しているのはドイツテレコムなのです。バスの中ではみんなの口から「ほおー」とか「へえー」などと感心している声がもれました。 ② 僕(村田さん)自身はずっと東側で生活してきました。2号車の浜田さんは西側にいた人です。壁の見方というのは西側から見るのと東側から見るのと違うので、それは後で2号車の方と議論してみてください。僕自身は社会主義を志向してきたので、その社会主義が潰れてしまった事は、次の世代に対しても大きな責任を背負ったという風に僕は考えています。皆さんはどのように感じましたか。 ③ 水の移動の話…それが街でよく見掛ける変な色のパイプです。これだけの建設工事をするという事になりますと、地下水の調整ができないと、林や公園の植木などが全部枯れてしまうのです。そして建物の地盤が腐ってしまう、という事です。だからパイプで水をあっちに持っていったり、こっちに運んだりするのです。元々高い山のない低地帯にできた街ですから、地下水の深さというのがそれ程ないのです。土壌が弱く、氷河期に堆積した砂地でここから北の建造物は地下を掘っても岩盤に当たりません。基礎工事は昔、原始林にあった木を埋めました。その木が水中にある場合は腐らないけど乾いたり濡れたりすると腐るので家が傾いていきます。地下水が一定の水位にないと街の基盤が崩れるので水を移動しているのです…。 地下水のためにこんな努力がされているなんて日本では考えられないですね。 |
17:20 レストラン集合 ベルリン国立オペラ座 | さあ、いよいよオプションのオペラ!参加者はここぞとばかりにおめかしを始めました!ドレスや着物で着飾り、念入りにお化粧した女性達が揃うと、当団員だけでも見応えがあります。食事を済ませ写真撮影をする人も多かったようです。 レストランではお誕生日を迎えた長谷川忠さんのために『ストラット』を合唱。また、ベルリンで「赤とんぼ」を書いた山田耕筰を偲び、この曲を歌いました。オペラに胸をときめかせ出発! ベルリン国立オペラ座到着。さすがプレミアオペラの初日!現地のお客様も半端じゃない着飾り様!秋だというのに背中や胸元が大きく開いたドレス、派手な毛皮、ラメ、宝石…、豪華絢爛!!劇場内の装飾もとても綺麗なのですが、客席は古風な木製の椅子。内側の席に入る人が来る度に座っていた人が椅子をたたんで立ち上がり、笑顔で通してあげる光景がとても印象的でした。こういうマナーって、心の余裕がなせる業ですね!!オペラの演目はドニゼッティの「愛の妙薬」。以前ウィーンで観た華やかな舞台衣装を想像していたら、全く雰囲気の違う、現代と変わらない感じの衣装。なぜかみんな仮面を持って登場。それぞれに感動し夢の様な夜を過しました。 |
♪こんなことがありました | いつもお孫さんと仲良しの松本暢三さん、長旅で疲れもたまってきたしお孫さんのことも心配。そんな暢三さんのもとへFAXが…。お孫さんたちの寄せ書きが日本から届いたのです。奥さんの優さんも「最高のくすりだね。」って。うれし涙も元気も出た松本暢三さんでした。 |